インフルエンザのヘルプナビ

監修:日本臨床内科医会 インフルエンザ研究班 リサーチディレクター
池松 秀之先生

数字でみるインフルエンザ

  1. インフルエンザの
    流行時期っていつ?

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    12〜3月

    国内では、インフルエンザの流行は例年11月下旬から12月にかけて始まり、翌年の1月から3月に患者数が増加、4月から5月にかけて減少していきます1)

    ※イメージ図
  2. インフルエンザの
    感染者数ってどれくらい?

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    1,000万人

    2018/19シーズンより新推計方法に基づく数値への変換0.66より過去の数字を算出

    毎年秋から冬にかけて流行するインフルエンザ。日本では、2018/19シーズンの感染者数は約1,200万人でした。毎年約1,000万人が感染しています。

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    10人

    日本では、2018/19シーズンに約10人に1人がインフルエンザを発病しています。非常に感染力の高いウイルスであることがわかります。流行を防ぐためには、自身が感染しないようにすることはもちろん、周囲にうつさないようにすることも重要です。

  3. インフルエンザ患者数を
    年齢群別に見ると?

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    2018/19シーズンのインフルエンザ患者数を年齢群別にみると、15歳未満が約4割、60歳以上は約15%でした。乳幼児・学童期の子供の割合が多くなっています。学校や保育施設等、集団生活の中で感染しやすくなりますので、お子さんのいるご家庭では十分気をつけましょう。

  4. インフルエンザによる
    幼稚園、保育所、学校への影響って?

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    31,184施設 3)

    インフルエンザにかかり欠席する児童数が多い場合、学校は臨時休業(学級閉鎖、学年閉鎖、休校)になる場合があります。2018/19シーズンで、全国で臨時休業となった施設数は、3万施設以上にも上ります。ここでもインフルエンザの影響の大きさを窺い知ることができます。

  5. インフルエンザにかかったら
    どのくらい休めばいいの?

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    5日

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    2日

    インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排泄するといわれているため、発症した後7日間は、外出を控える必要があります。現在、学校保健安全法施行規則では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間となっています。意外と休む期間が長いと思われる方もいるかもしれません。感染拡大を防ぐためにも、そして重症化を防ぐためにもしっかり休養を取りましょう4)

  6. インフルエンザで
    入院する人ってどのくらい?

    インフルエンザに感染しても程度が軽い人もいますが、中には重症化してしまう人もいます。2018/19シーズン、インフルエンザで入院した人は2万人以上となりました。年齢別では60歳以上の方の入院が約6割を占め、15歳未満の子供が約25%となります。高齢者や幼児は重症化する危険性が高いため、より一層の注意が必要です。

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  7. インフルエンザ脳症に
    かかる人数ってどのくらい?

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    223人

    2016/17シーズンは125人、2017/18シーズンは171人、2018/19シーズンは223人インフルエンザ脳症の報告がありました3)
    2018/19シーズンのインフルエンザ脳症報告に占める10歳未満の割合は69%であり、過去3シーズン中で最も高くなりました。一方、60歳以上の割合は9%であり、過去3シーズンともに10%前後を占めました。

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    インフルエンザ脳症の予後5

    「良質なエビデンスに基づく急性脳症の診療に向けた体制整備」研究班が実施した日本全国における急性脳症の実態に関するアンケート調査では、インフルエンザ脳症の予後は、図のように報告されています。

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    ※対象期間:2014~2017年

毎年流行するインフルエンザは多くの場合は自然軽快するが、合併症を伴い重症化することもあるのじゃ。世界でみると、毎年約300~500万人の重症例、および約29~65万人の死をもたらすと推定されているのじゃ6)。インフルエンザは一人ひとりが予防すること、そして、発病しても他人にうつさないよう意識し、早期治療を心がけることが大切なのじゃ。